これまでの試合結果
2023年04月10日
2023年4月7日ザ・グレイテストボクシングNO.43
試合 | 階級 | 青コーナー | 赤コーナー | 試合結果 |
---|---|---|---|---|
第1試合 | S・バンタム級4回戦 | ●井上 善裕(本多) | ◎岩崎 文彬(ハッピーボックス) | 2RTKO勝 |
第2試合 | S・バンタム級 4回戦 | ● 越智 泰人(東拳) | 〇相羽 佑馬(高崎) | 判定 |
第3試合 | S・バンタム級 4回戦 | △林 勇汰(花形) | △早川 蓮(ワールドスポーツ) | ドロー |
第4試合 | ウェルター級 | ●熊澤 公佑(T&T) | 〇外村 武(ワタナベ) | 判定 |
第5試合 | 52.8㎏契約 4回戦 | 〇南雲 流唯瑞(JBスポーツ) | ●久保 龍助(ワールドスポーツ) | 判定 |
第6試合 | ライト級 6回戦 | ●赤岩 俊(マナベ) | 〇榊野 凱斗(角海老宝石) | 判定 |
試合の概要
2023年4月7日(金) 「第43弾 ザ・グレイテストボクシング」
第1試合 スーパーバンタム級4回戦
〇岩崎文彬(ハッピーボックス) vs ●井上善裕(本多) TKO2R2‘56″
ともにデビュー戦の両者の一戦。身長、リーチで劣る岩崎だが積極的に前に出て
先制攻撃を仕掛ける。対する井上は距離を取りリーチを生かしたい所だが
左右フックを振りながらプレッシャーを強める岩崎の前に後退を余儀なくされる。
2Rに入っても同様の展開の中、井上のうち終わりに岩崎が右を合わせダウンを奪う。
このダウンではさほどのダメージを感じないように思われた井上だが、再開後さらに岩崎はプレスを強め、防戦一方に。鼻血を出しながらも懸命にこらえた井上だったが、岩崎の連打でコーナーにくぎ付けとなったところでレフェリーが試合をストップ、岩崎がデビュー戦を勝利で飾った。
第2試合 スーパーバンタム級4回戦
×越智泰人(東拳) vs ●相羽佑馬(高崎)
第1試合に続きともにデビュー戦同士の戦い。
立ち上がりは緊張をほぐすためか、相羽はステップを刻みながらジャブを軸に試合を組み立てる。対する越智はジャブに右ストレートを合わせて対抗するが、相羽のジャブが越智の顔面を捉える場面が目立った。
1R終盤には偶然のバッティングで越智は前頭部をカットしたが、2Rは自らプレスをかけ前に出てゆく。3R目は互いに手を出すが距離が合わず有効打を得られない。
最終Rには相羽がワンツーをヒット。終始ジャブを軸に試合を進めた相羽が判定でデビュー戦を飾った。
第3試合 スーパーバンタム級4回戦
△早川蓮(ワールドスポーツ) vs △林勇汰(花形)
未だ勝ち星のない両者の対戦。どうしても勝ちが欲しい両者だったが、初回から攻め込んでいったのは林。懐に飛び込んでボディ、フックを叩きつける。
早川もジャブ、ワンツーで対抗するが手数で林が上回る。
序盤ペースをつかめない早川だったが、3Rに入りボディ攻撃が効果を見せる。
このボディで失速した林だったが、最終Rは勝利への執念を見せ踏ん張る。
両者意地を見せた打ち合いを演じたが、勝負は判定へ。
ジャッジ1名は2ポイント差で林の優勢を付けたが、残り2名がドローとして勝敗はつかず。両者ともに初勝利はお預けとなった。
第4試合 ウェルター級4回戦
〇外村武(ワタナベ) vs ●熊澤公佑(T&T)
昨年11月に引き分けた両者のダイレクトリマッチとなった一戦。
今回は両者白黒はっきりしたい中、試合の主導権を握ったのは外村。
初回、ジャブからの左フックでダウンを奪った。
いきなりのビハインドを負った熊澤だったが、2R以降単発ながら力強いボディなどで反撃、再戦とあって互いをよく知る両者は一進一退の攻防を繰り広げた。
しかし序盤にダウンを取ったことでポイントで優位に立った外村はジャブを軸にアウトボクシングを展開し、そのままポイントアウト。
再戦を見事勝利で飾った。
第5試合 52.8㎏契約4回戦
- 久保龍助(ワールドスポーツ) vs 〇南雲流唯瑞(JBSPORTS)
サウスポーの南雲は出入りをしながら左を振るって行く。
対する久保は右をカウンターでヒットさせるなど、立ち上がりから両者とも小気味よい動きを見せる。
2Rに入ると南雲は少しずつ距離を詰めて左のオーバーハンドをヒットさせた。
3Rに入っても南雲の左、左からのコンビネーションが冴える。久保も下がりながらもワンツーを返すなど抵抗を見せるが南雲の攻勢は変わらず。
最後までプレスをかけ続けてジャッジへの好印象を与えた南雲が判定で勝利し、デビューからの連勝を「3」に伸ばした。
第6試合(メインイベント) ライト級6回戦
〇榊野凱斗(角海老) vs ●赤岩俊(マナベ)
日本スーパーライト級14位の赤岩にアマキャリアはあるもののプロ2戦目の榊野が挑んだ一戦。
従来オーソドックススタイルの赤岩はサウスポーにスイッチしてのスタート、開始直後から榊野は格上相手に臆することなく積極的に攻め立ててゆく。
対する赤岩も慌てることなく細かいパンチをヒットし、2Rにはパンチで榊野の両目尻を切り裂いた。
血まみれになりながらもランカー撃破を狙う榊野は右の強打を振り、好印象を与える。赤岩は一見地味ながらもコツコツパンチを当てて、榊野にダメージを与えてゆく。
見た目は対照的ながら両者ともに持ち味を出した打ち合いを展開。
拮抗した試合は判定にゆだねられたが、ジャッジ1名がドロー、残る2名は2ポイント差で榊野を支持し、榊野がプロ2戦目にして日本ランカーを撃破する殊勲を上げた。