これまでの試合結果
2023年08月24日
2023年8月4日 第44弾ザ・グレイテストボクシング
2023年8月4日 第44弾ザ・グレイテストボクシング結果
試合 | 階級 | 青コーナー | 赤コーナー | 試合結果 |
---|---|---|---|---|
第1試合 | フェザー級 4回戦 | ●小松 昂弘(富士山ネクサス) | ◎三橋 秀人(本多) | 1R TKO |
第2試合 | ライト級 4回戦 | ●米本 将規(鹿島灘) | 〇倉持 廉汰(本望) | 判定 |
第3試合 | S・フライ級 4回戦 | 〇永瀬 大揮(竹原&畑山) | ●稲田 大輝(小熊) | 判定 |
第4試合 | 54.5㎏契約 4回戦 | ●石井 直輝(戸高) | 〇岡田 悠平(本望) | 判定 |
第5試合 | ライト級 4回戦 | ●高橋 雄人(アキバ) | ◎木内 凌祐(セレス) | 1R KO |
第6試合 | ミニマム級 8回戦 | 〇佐宗 緋月(T&T) | ●諸岡 直輝(セレス) | 判定 |
第7試合 | S・フライ級 6回戦 | ◎大保 龍斗(横浜さくら) | ●コーヤ佐藤(伴流) | 3R TKO |
第8試合 | 59.5㎏ 6回戦 | ●鎌田 士竜(戸高) | 〇原口 秀司(リングサイド) | 判定 |
第9試合 | S・フライ級 8回戦 | ●池上 渉(DANGAN郡山) | ◎薮崎 賢人(セレス) | 2R TKO |
試合の概要
第44弾 ザ・グレイテストボクシング 試合レビュー
第1試合 フライ級4回戦
◎三橋秀人(本多) vs ●小松昂弘(富士山ネクサス)
1敗の三橋とデビュー戦の小松の対戦。開始早々両者とも気合十分に距離を詰め、いきなりの接近戦となる展開。
互いに手数を出すが、左右のフックを中心に回転で勝る三橋が優勢に試合を運ぶ。
1分過ぎ、三橋の左右フックが小松をとらえ小松はたまらずダウンを喫する。
何とか立ち上がり応戦した小松だったが三橋の回転は止まらず、数発撃ち込まれたところでレフェリーが割って入り試合がストップ。
三橋がTKOで嬉しい初勝利を挙げた。
第2試合 ライト級4回戦
〇倉持廉汰(本望) vs ●米本将規(鹿島灘)
長身の倉持は中間距離からジャブ、ストレートを放ちペースを奪おうとする。
対する米本は頭を振りながら低い姿勢で倉持の懐に入ろうと試みる。
ペースの奪い合いは倉持が右ストレート、左フックをヒットすれば米本は左右のフックをたたきつけるという展開。
終始同じ展開が続いたが、倉持の右ストレートの見栄えが良く、優勢に。
勝負は判定にまで持ち込まれたが3ー0で倉持が勝利を手にした。
第3試合 スーパーフライ級4回戦
- 稲田大輝(小熊) vs 〇永瀬大揮(竹原&畑山)
身長で上回る永瀬は長いリーチを生かし中間距離からのストレート、ロングフックで稲田の顔面をとらえ早くも稲田は鼻から出血。しかしジャブを上下に散らしながら距離を詰め、果敢に前に出た。3Rには稲田の右ストレートが永瀬の顔面をとらえたが、永瀬もすかさず反撃、最終ラウンドにはそれまで距離を取っていた永瀬が距離を詰め頭をつけての打ち合いとなった。
ジャッジ1人がドローとしたが、残りの2人は2~4ポイント差で永瀬を支持。
永瀬が勝利を挙げた。
第4試合 54.5㎏契約4回戦
〇岡田悠平(本望) vs ●石井直輝(戸髙)
3年半ぶりの試合となる石井と連敗中の岡田の一戦。
初回から互いに左を使いテンポの良いボクシングを展開した。
先手を取ってプレスをかける岡田に対し、石井は足を使って動きながらパンチを返してゆく。石井は初回に痛めるアクシデントに見舞われたが左を中心に必死に応戦した。最後まで両者ともきびきびとした動きを見せ、会場も大きな盛り上がりを見せた。
互いに譲らぬ戦いは際どい判定となったが、2-1で岡田が勝利、連敗を脱出した。
第5試合 ライト級4回戦
◎木内凌祐(セレス) vs ●高橋雄人(アキバ)
デビュー戦で引き分け、以来未だ勝ち星のない両者の再戦。
身長で勝る高橋は中間距離からジャブ、ワンツーなどを駆使、対する木内も同様に真っ向からの打ち合いとなった。身長では劣る木内だが、ジャブが的確にヒットしたびたび高橋の顔面を弾いた。高橋も負けじと打ち返し前進していったが、連打の中で放った右に木内の右がカウンターでヒット、高橋はダウンを喫する。
立ち上がった高橋だったがダメージを見たレフェリーはカウントを続行、そのまま10カウントを数え、試合終了。木内がKOで再戦を制し、嬉しい初勝利を挙げた。
第6試合 ミニマム級8回戦
- 諸岡直樹(セレス) vs 〇佐宗緋月(T&T)
日本タイトル挑戦経験のある佐宗と、諸岡の対戦。
大きく動きながら左フックをカウンターで合わせる諸岡に対し、佐宗は落ち着いて距離を詰めてゆく。2Rには諸岡の攻撃を受けた佐宗が反撃に転じ連打で攻勢を強める。
両者とも最軽量級らしく手数の多い好試合となったが、さすがに元日本ランカーの佐宗は随所で見栄えのいいパンチをヒットし、ポイントを稼いでいった。
諸岡も下がらずに手数で対抗するが決定打は奪えず、逆に反撃を受けさらにポイントを失う。最終Rまで手数は衰えない両者、勝負は判定へと持ち込まれたが要所要所でしっかりとポイントを奪った佐宗が最大6ポイントの差をつけて勝利。
元日本ランカーの貫録を見せた。
女子エキシビジョン
山下奈々(REBOOT) vs 山家七恵(EBISU K’s BOX)
日本女子バンタム級1位でタイトルマッチ挑戦を控える山下と日本女子フライ級4位でこちらもタイトル挑戦を狙う山家のエキシビジョンマッチ。2Rのスパーリングが行われた。
山下、山家ともに基本に忠実にジャブ、ワンツーを使い、サウスポーの山家は左ストレート、右フックも使い分け、白熱したスパーリングを展開した。
女子とは思えない技術の高さに会場は大いに盛り上がった。
第7試合 スーパーフライ級6回戦
- コーヤ佐藤(伴流) vs ◎大保龍斗(横浜さくら)
今回が4年ぶりの試合となる佐藤と、前戦でノーランカーに痛い敗北を喫した大保の一戦
立ち上がりから時折スイッチをしながら体ごとぶつかっていくようにパンチを振る佐藤に対し、大保もボディ、左右のフックと大きなパンチを振るってゆく。
互いに力みの見られる立ち上がりだが、2Rに入り近距離から大保の右ボディ、続く右のフックでなぎ倒すようにダウンを奪った。このラウンドを何とか凌いだ佐藤だったが、3R早々に大保が仕掛ける。執拗にボディを攻め立て、近距離で右の強打をヒットさせ、佐藤はたまらず崩れ落ちる。ダメージを見たレフェリーが試合をストップ。
大保が日本ランカーの貫録を見せつけた。
第8試合(メインイベント) 59.5kg契約6回戦
〇原口秀司(リングサイド) vs ●鎌田士竜(戸髙)
この日がB級デビューとなる鎌田と原口の一戦。
ジャブの差し合いから始まり、鎌田はそこからワンツーへとつなげる。
しかし身長で勝る原口はこれを落ち着いて捌き、鎌田のうち終わりにパンチを返してゆく。
先手を原口が取り、鎌田が応戦、さらにそのうち終わりに原口がパンチを返すという展開が続いてゆく。両者のパンチがヒットする拮抗した展開となるが、返しのパンチがヒットしている分で原口が若干優位の展開に。状況を変えたい鎌田だが攻撃に変化がなく、いいパンチを当てても打ち返されてしまう。それでも意地を見せ攻めた鎌田だったが最後まで大きく状況を変えることが出来ず勝負は判定へ。
3者ともに2ポイント差をつけ原口を支持。鎌田はB級デビュー戦を飾ることが出来ず、プロの洗礼を受ける結果となった。
第9試合(メインイベント) スーパーフライ級8回戦
◎薮﨑賢人(セレス) vs ●池上渉(DANGAN郡山)
現在日本フライ級14位の薮﨑は階級を上げての初戦。元日本バンタム級ランカーの池上との対戦となった。薮﨑に階級を上げたことによる不安は感じられず、プレスをかけながら左ストレートをヒット、1Rには池上の腰を落とす場面も見られた。
池上は丁寧にジャブを突きながらストレートを打ち込む隙を伺う。
しかし薮﨑の左が冴え、再三池上の顔面を弾く。状況を打開したい池上は被弾しながらも前に出て応戦するが、近距離での揉み合いの中でスリップ。立ち上がった後に薮﨑がラッシュをかけたところでレフェリーが割って入り試合終了。
薮﨑がスーパーフライ級初戦を見事TKO勝利で飾った。