これまでの試合結果
2009年02月17日
「三品友宏」対「沼田慶一」
試合の概要
試合前のアップからこの表情。とてもリラックスしている。また、皆が三品の為に側にいてバックアップしてくれるのが心地よいのか、とても気持ちも良さそうだ。
試合が開始され、すぐに面白いように三品のパンチがヒットする。三品はこんなにもコントロールは良かったか?と問いたくなるくらいにだ。試合前からのリラックスが良かったのか、相手の動きが良く見えていた。新人王戦で決勝まで行った三品だが、それで大きな自信を得たのか!とても落ち着いている試合展開だった。
2R、相手が前へ攻めて来たが、小さくコンパクトなパンチがコツコツとヒット。クリンヒットにはいたらないが、着実にポイントを取れている。
3R、三品は余分な力も抜けていて、とても軽やか! 相手も前へ出たい様子だが、三品の動きの方が軽やかで速かった。相手の打ち終わりを狙ってのパンチが多くヒットする。すぐに相手が下がってくれる為、三品の有利な展開になった。
4R、相手が三品のふところへ入ってくると、下から小さくアッパー、ストレートと落ち着いて相手の動きを読んだ。あまり、スピードのない試合展開だけにゆとりが出来たのかスムーズに試合が運んだ。
5R、確実にスタミナの差が出てきたラウンドだ。日頃から走りこんでいる三品はジムの中でも足は速く「飛脚」という名にふさわしいくらいだ。そんなとても地味なトレーニングの効果が出てきた。手数でも大きく差が出たラウンド。力強いクリンヒットは無いが、コツコツと数多くパンチを出し、相手のバランスが壊れだした。
最終ラウンド、三品の独特の距離を保ちながら相手を中へ入らせなかった。勿論、相手以上の手数を放ち、相手に攻撃させないボクシングが続く。足も軽やかに使い、完全に三品のペース。3分間、フルに動き回り、相手はバランスを崩す場面が数回見られ試合終了。60-55、60-54、60-54で三品の圧勝となった!
早速、4月8日に試合を組んだ三品!自分のペースで着実に地に足をつけ強くなってきている三品だ。