これまでの試合結果
2019年12月12日
2019.12.6第35弾ザ・グレイテストボクシング結果
2019年12月6日 ザ・グレイテストボクシング結果
試合 | 階級 | 青コーナー | 赤コーナー | 試合結果 |
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第1試合 | フライ級 4回戦 | ◎ 藤田 圭(青木) | × 早川 公平(足利) | 1R TKO |
第2試合 | スーパー・バンタム級 4回戦 | × 綾部 圭人(T&T) | 〇 長島 純也(新日本木村) | 4R負傷判定 |
第3試合 | バンタム級 4回戦 | 〇 オ・ロスティスラヴ(UNITED) | × 宮崎 竜(イマオカ) | 判定 |
第4試合 | ミニマム級 4回戦 | 〇 佐々木 凌(青木) | × 坂梨 智紀(足利) | 判定 |
第5試合 | バンタム級 4回戦 | △ 真野 泰地(横浜光) | △ 大町 朋也(イマオカ) | 引き分け |
第6試合 | スーパー・フライ級 4回戦 | ◎ 三原 陽太(戸高) | × 中里 拓真(石神井スポーツ) | 2R TKO |
第7試合 | バンタム級 6回戦 | ◎ 落合 壱星(セレス) | × 高井 一憲(中日) | 3R TKO |
第8試合 | 50.4㎏契約 8回戦 | × 内田 勇気(KG大和) | ◎ 中山 祐太(勝又) | 7R TKO |
第9試合 | ミニマム級 6回戦 ※女子日本タイトルマッチ | 成田 佑美(姫路木下) | 千本 瑞規(ワタナベ) 棄権 | 中止 |
第10試合 | フライ級 8回戦 | ◎ 戸髙 達(レパード玉熊) | × 木橋 拓也(上滝) | 4R TKO |
試合の概要
2019.12.6 THE GREATEST BOXING vol.35
第1試合 フライ級4回戦
早川公平(足利)vs 藤田圭(青木)
vs
第1試合はデビュー戦同士の対決となった。初回から藤田選手はガードを高く上げ、早川選手に対し強いプレスをかけると左フックから右ストレートをクリーンヒットさせ最初のダウンを奪った。
立ち上がった早川選手に対してさらに攻勢に出た藤田選手、最後は相手のマウスピースを場外に飛ばすほどの右ストレートを決めたところでレフェリーが試合をストップ。
ボクシングを始めて1年4か月の元高校球児がデビュー戦を鮮やかなTKO勝利で飾った。
第2試合 スーパーバンタム級4回戦
長島純也(新日本木村)vs 綾部圭人(T&T)
3戦全勝(3KO)と勢いに乗る綾部選手とB級昇格化が懸かる長島選手の1戦。
初回から綾部選手は倒そうとする意識が強いためか右から切り込むもパンチが大きく空を切る。
2R、サウスポーの長島選手は距離とタイミングを冷静に計り、綾部選手にペースを握らせない。何とか流れをつかみたい綾部は3R、ボディを狙い長島選手の動きを止めにかかるも、長島選手は右ジャブの手数を増やし応戦する。
4R、偶然のバッティングで綾部選手が左目上をカット、この傷がドクターチェックにより試合続行不能となり負傷判定に。主導権を握り続けた長島選手が勝利し、B級昇格となった。
第3試合 バンタム級4回戦
宮崎竜(イマオカ)vs オ・ロスティスラブ(UNITED)
デビュー戦の宮崎選手とまだ勝ち星がないロスティスラブ選手の、お互いの初勝利をかけた1戦。
キレのあるワンツーで先手を打つ宮崎選手に対し、ロスティスラブ選手はガードを上げて応戦、左ボディをヒットさせる。さらに右フックを決めたロスティスラブ選手が先制のダウンを奪う。その後KOを狙い過ぎたのか?ロスティスラブ選手の攻撃が雑になり、決定打が生まれない。最終ラウンドに入り、宮崎選手も積極的に攻撃を仕掛けるも、落ち着いたロスティスラブ選手が右を合わせてポイントを奪う。
ロスティスラブ選手が3戦目で待望の初勝利を手にした。
第4試合 ミニマム級4回戦
坂梨智紀(足利)vs 佐々木凌(青木)
VS
試合開始と同時にサウスポーの佐々木選手が華麗なステップワークを見せ、右ジャブを出しながらサークリングで主導権を握り左ストレートをヒットさせる。
さらに佐々木選手は果敢に間を詰めて有効打を当ててゆく。
2R目に入り、坂梨選手も応戦し力強いパンチを打ち込むも、佐々木選手の左ストレートが坂梨選手の顔を弾く。
3Rに入っても佐々木選手の細かいパンチと固いガードは崩れず、ラウンド終盤にはワンツーが見事に決まり坂梨選手がダウン。
立ち上がった坂梨選手だが、最終ラウンドも的確にコンビネーションを決めた佐々木選手が
文句なしの安定で勝利を飾った。
第5試合 バンタム級4回戦
大町朋也(イマオカ)vs 真野泰地(横浜光)
VS.
どちらの選手もデビュー戦のためか、1R目はお互いの動きに固さがみられる。
2R、真野選手が左ジャブとステップワークを使い距離をキープしながら丁寧なボクシングを見せる。3Rに入り、変わらず真野選手が巧みなステップワークで試合を進めるが、大町選手もプレスを強め右フックを決める。
決定打がないまま最終ラウンドに入り、互いに勝負をかけ、接近戦の激しいパンチの応酬を見せるが、決定的な場面は作れず、結局ジャッジ3者とも38-38のドローとなった。
第6試合 スーパーフライ級4回戦
中里拓真(石神井スポーツ)vs 三原陽太(戸髙秀樹)
2年ぶりのリング復帰となった三原選手。
ゴング直後から2戦2勝(2KO)の戦績通りの力強いプレスで中里センスにプレッシャーをかけながら上下にパンチを放つ。
さらに中里選手の動きも冷静に見極めていき、ワンツーを当て中里選手を動揺させる。
2Rに入っても三原選手のパフォーマンスはブランクを感じさせず、中間距離での激しい打ち合いの場面でも三原選手の回転力が勝り、中里選手をロープに追い詰めたところで左フックをクリーンヒットさせる。そこから攻撃の手を緩める事なく、中里選手が防戦一方となったところで
レフェリーが試合をストップ。
戦績を3勝(3KO)とした三原選手は、勝利者インタビューで来年の新人王トーナメントへの出場を希望した。
第7試合 バンタム級6回戦
高井一憲(中日)vs 落合壱成(セレス)
サウスポー同士の1戦は1Rスタートから落合選手が鋭い右ジャブを使い、距離を積極的に詰めていく。さらにアマチュア仕込みの柔らかい膝使いで冷静にペースを握っていく。
2R目に入っても落合選手は冷静に右ジャブで試合を組み立てワンツーを当てて行く。
足が止まる高井選手に素早いコンビネーションから右フックを打ち込みダウンを奪う。
この場は何とか凌いだ高井選手だが、3R開始早々、落合選手の早いワンツーが決まり、高井選手がキャンバスに沈んだ。
落合選手はこの豪快なKO勝利によりA級昇格を手にした。
第8試合 50.4㎏契約8回戦
中山祐太(勝又)vs 内田勇気(KG大和)
VS.
ゴング開始から冷静にジャブを突き攻撃の糸口を探る内田選手。対する中山選手は高くガードを上げ右ストレートで応戦する。
2R、内田選手が左右に足を使い動きながらパンチを打ち込んでゆく。ラウンド終盤に内田選手のワンツーが決まり中山選手が大きく腰を沈めダウン寸前となる。
回が進み4R、これまで優勢に試合を進めていた内田選手が左ボディから素早い回転力を生かした連打で中山選手の左目上をカットさせる。
後がなくなった中山選手はここから圧力を強め、パンチを畳みかけ内田選手からダウンを奪い返す。これで息を吹き返した中山選手は、5R以降もプレスをかけてポイントを重ねて行く。
7Rに突入し、体格で勝る中山選手はさらにプレスを強め、確実に内田選手にダメージを与えてゆく。最後は内田選手のダメージの蓄積を見たレフェリーにより試合がストップ。
序盤の劣勢を跳ね返した中山選手が勝利を手にした。
第9試合(メインイベント)フライ級8回戦
木橋拓也(上滝)vs 戸髙達(レパード玉熊)
VS.
2月に日本タイトル戦に挑み敗れた戸髙選手。再起を期して初回からジャブで距離を計り、時折右ボディをヒットさせる。
2、3Rに木橋選手は手数を増やすも戸髙選手のショートパンチの連打をもらい後退してしまう。
さらにお互い中間距離でのパンチの応酬となっても戸髙選手の技術が上回る。
4R、木橋選手の右ストレートが戸髙選手の顔を弾きダメージを与え、そこから連打を放つも、戸髙選手は巧みな技術で追撃を許さない。
この一撃を受けたことでギアを上げた戸髙選手はその後力強い連打で木橋選手を追い詰め、ロープを背負わせてコンビネーションを決めたところでレフェリーが割って入り、試合が終了。
戸髙選手が敗戦からの再起を見事なTKO勝利で飾った。