これまでの試合結果
2018年12月21日
2018年12月12日 第32弾ザ・グレイテストボクシング
第32弾ザ・グレイテストボクシング試合結果
試合 | 階級 | 青コーナー | 赤コーナー | 試合結果 |
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第1試合 | S・バンタム級 4回戦 | △中野 健斗(新日本木村) | △小川 雅輝(古口) | ドロー |
第2試合 | 56.5㌔契約 4回戦 | ●長島 純也(新日本木村) | ○ クレイジーミツ(三谷大和) | 3-0 判定 |
第3試合 | S・フライ級 4回戦 | ◎目黒 聖也(セレス) | ●山口 嵩晶(宇都宮) | TKO 2R 0’12 |
第4試合 | 62.0㌔契約 4回戦 | ○須田 瑠希也(戸高秀樹) | ●佐々木 悠登(ワタナベ) | 3-0 判定 |
第5試合 | L・フライ級 6回戦 | ◎須藤 大介(三迫) | ●内田 勇気(KG大和) | TD 5R 1’01 |
第6試合 | ミドル級 8回戦 | ○阪田 壮亮(本多) | ●浅原 あきひろ(駿河男児) | 3-0 判定 |
第7試合 | S・フェザー級 8回戦 | ◎三瓶 数馬(協栄) | ●粟田 祐之(KG大和) | TKO 7R 0’7 |
第8試合 | 58㌔契約 8回戦 | ●河野 洋佑(新日本木村) | ○大坪 タツヤ(T&T) | 2-0 判定 |
第9試合 | S・ウェルター級 8回戦 | ○越川 孝紀(セレス) | ●ニワット コンカン(タイ) | 3-0 判定 |
試合の概要
ザ・グレイテストボクシングvol.32
第1試合 SB級 4回戦
小川 雅輝(古口) vs 中野 健斗(新日本木村)
開始から頭を付けての打ち合いで始まったこの一戦。身長で勝る小川は距離を取りたいところだが、接近戦でもややオープンブロー気味ながらクリーンヒットを取っていく。
2R以降も同様の展開。ガードを固めて前に出る中野の圧力に小川は手数と正確さで対抗。
接近戦の中、互いのアッパーが時折アゴを跳ね上げる。
最終Rに入ると疲れからか小川の手数が減少、中野が攻めるが小川も意地で打ち返し
最後まで打撃戦となった。勝負は判定にゆだねられたが互いに決め手に欠け引き分けとなった。
第2試合 56.5kg契約 4回戦
クレイジー・ミツ(三谷大和) vs 長島 純也(新日本木村)
サウスポーの長島はジャブから左ストレート、右フックを振るがバランスの悪さが目立つ。対するミツはフィジカルの強さに任せて左右のフックを中心にパンチを振り回す。
2R目に入っても展開は変わらず。ミツの左右フックが再三ヒットし長島がよろける場面も見られたが、ラウンド終盤には偶然のバッティングにより長島が左眉をカット。
劣勢に見える長島も必死にパンチを繰り出すが、やはりバランスが悪くパンチを続けることができない。
最終Rは互いに疲れたのかクリンチが目立つ展開に。結局最後まで両者決め手に欠け試合終了。判定の結果、ミツが勝利を収めた。
第3試合 SF級 4回戦
山口 嵩晶(宇都宮) vs 目黒 聖也(セレス)
アマチュア戦績のある目黒はサウスポースタイルからうまく足を使い細かいパンチを当ててゆく。山口も負けじと手を出すが正確さに欠け、一見互いのパンチが当たっているように見えたが、目黒のパンチが正確に山口の顔面を捕らえていく。
2Rに入り開始早々目黒の左がヒットし山口がよろめく。すぐさま細かいパンチを繰り出すが、レフリーが割って入り試合がストップ。2R12秒、目黒が格の違いを見せつけた
試合となった。
第4試合 62kg契約級4回戦
佐々木 悠登(ワタナベ) vs 須田 瑠希也(戸髙)
サウスポー同士の一戦となったこの試合、須田は足を使いジャブ、ワンツー、佐々木は左右のフックを振るが須田のスピードが勝る。
2R目からは互いの距離が縮まり佐々木も果敢にパンチを振っていくが、須田も左ボディを再三ヒットさせペースを譲らない。3Rに入り疲れからか須田の手数がやや減り佐々木もパンチを繰り出すが、クリーンヒットで須田が勝る。
最終Rは両者共に手数を出し打ち合いとなったが須田の細かいパンチが目立つ。
結局終始試合をコントロールした須田が3-0の判定で勝利をものにした。
第5試合 LF級 6回戦
内田 勇気(KG大和) vs 須藤 大介(三迫)
足を使う内田に対し須藤は頭を振って内を伺う。1R終盤には須藤のインサイドからのパンチが的確にヒット。2R開始早々激しい打ち合いとなる。内田が上下のコンビネーションを見せ、須藤は変わらず前に出て手を出す展開。
中盤も同じ展開が続くが、須藤のプレスが強まる中疲れのためか内田の手数が減る。
5R30秒過ぎ、偶然のバッティングにより両者それぞれ目尻をカット、ドクターチェックが入り試合続行不可能となる。それまでの採点により須藤が負傷判定で勝利を得た。
第6試合 M級 8回戦
浅原あきひろ(駿河男児) vs 阪田壮亮(本多)
長身サウスポーの浅原は右ジャブ、フックを使い阪田はジャブからボディを狙っていく。
ジャブからワンツースリーまで放つ阪田に今度は浅原がジャブからボディへのストレートで応戦、2R、1分30秒過ぎ、バッティングにより阪田が眉間をカット。
3R目以降阪田の攻勢が目立つ。細かい連打から左右のアッパーが的確にヒットする。
阪田の手数が止まらないが、浅原もパンチを受けながら粘り強く打ち返す。
5Rには再びのバッティングにより今度は浅原が右目をカット、激しい試合となる。
明らかにダメージの見える浅原だが、驚異的な粘りを見せ、前進する。
しかし阪田のパンチが再三浅原を捕らえる。KОを狙ってパンチをまとめる阪田だが、
浅原が耐え、阪田優勢のまま試合が終了。3-0の判定で阪田が勝利した。
第7試合 SFe級 8回戦
粟田 祐之(KG大和) vs 三瓶 数馬(協栄)
サウスポー同士の一戦。長身の粟田はロングレンジからのジャブをヒットさせ、早々に三瓶は口の中を切るがその後は早いジャブとコンビネーションで応戦する。
2R目は互いに様子見から入るが後半三瓶がジャブからワンツーアッパーのコンビ、
粟田が長いジャブをヒットさせる。
3Rからは三瓶がプレスを強める。粟田は下がりながらパンチを振るが不発、4R以降も余裕を取り戻した三瓶がフェイントを混ぜながら多彩なパンチを見舞う。
劣勢の粟田だが、時折打ち下ろしの左をヒットさせるなど見せ場を作るが、三瓶の勢いは止まらず粟田を消耗させてゆく。
7R開始早々、三瓶の飛び込みざまの右フックがヒットしたところでレフェリーが試合をストップ、7R17秒、三瓶がTKОで格上の意地を見せた。
第8試合(セミファイナル)58kg契約 8回戦
大坪タツヤ(T&T) vs 河野 洋佑(新日本木村)
タイトルマッチ敗戦からの復帰戦となった大坪と、上位を狙う河野との
日本ランカー対決。共に大事な一戦は会場が揺れるほど白熱した展開となった。
立ち上がりは互いに様子を探り合うが、河野の左フックがヒット。
2R目からは河野がプレスを掛けつつ上下へパンチを放ち、大坪は下がりながら迎え撃つ。
3R以降も展開は変わらず、前へ出ながら手数を出す河野に対し、
大坪は強いパンチで対抗。
6Rには大坪も前に出て互いに譲らない打ち合いとなったが、
偶然のバッティングにより河野がみだり目尻をカット。どちらも引き下がらない打ち合い。クリンヒットの数々が絶え間なく繰り広げられた。
終盤はまさに二人の意地がぶつかり合う打撃戦に。どちらが勝ってもおかしくない好ファイトとなったが、引き分けが1人、1ポイント差が2人という接戦を大坪がものにして、上位ランカーの座を守った。
第9試合(メインイベント) SW級 8回戦
二ワット・コンカン(タイ) vs 越川 孝紀(セレス)
メインイベントは日本SW級3位の越川が元東洋太平洋王者の二ワットに挑んだ。
越川はプレスを掛けながらワンツー、ボディへ攻撃を仕掛けるが二ワットはスイッチを交えながらのらりくらりとかわしてゆく。攻勢に見える越川だったが、二ワットのパンチによるものか、鼻から出血がみられる。
思うように責める越川に徐々に焦りが見られ、4Rには互いの打ち合いの中越川が
左瞼もカット、攻めているように見えて苦しい展開となる。このラウンド終盤には二ワットにラビットパンチによる減点が課される。
後半に入っても展開は変わらず、時折うす笑いさえ浮かべながらパンチを繰り出す二ワットだが、明確なポイントは奪えない。対する越川も時折強いパンチをクリーンヒットさせるが二ワットの巧みな動きに追撃を阻まれる。
最後まで同じ展開が続き、勝敗の行方が分からない試合となったが、終始前に出て攻め続けた越川の攻勢を取ったジャッジにより3-0で越川が勝利。厳しい試合をものにした。
今回の興行では11名のランドガールも参加して盛り上げてくれました。