これまでの試合結果
2020年12月11日
2020年12月8日36弾ザ・グレイテストボクシング
2020年12月8日36弾ザ・グレイテストボクシング
試合 | 階級 | 青コーナー | 赤コーナー | 試合結果 |
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第1試合 | バンタム級 4回戦 | 〇 笹之池 流星(富士山ネクサス) | ✖ 市野 正人(東拳) | 判定 |
第2試合 | 58.0㌔契約 4回戦 | △中塚 貴大(JB SPORTS) | △遠藤 裕介(湘南山神)) | 引き分け |
第3試合 | フェザー級 4回戦 | ◎竹村 康孝(イマオカ) | ✖和光 武(KG大和) | 4RTKO |
第4試合 | 69.0㌔契約 6回戦 | ◎加藤 寿(熊谷コサカ) | ✖岡田 翔真(姫路木下) | 4RTKO |
第5試合 | L・フライ級 6回戦 | ✖櫛部 好充(新日本木村) | 〇山下 祥希(KG大和) | 判定 |
第6試合 | ライト級 6回戦 | 〇水藤 翔太(ワタナベ) | ✖太田 啓介(レパード玉熊) | 判定 |
第7試合 | 61.0㌔契約 8回戦 | 〇清田 亨(大橋) | ✖粟田 祐之(KG大和) | 判定 |
第8試合 | フライ級 8回戦 | ✖小野 心(ワタナベ) | 〇薮﨑 賢人(セレス) | 判定 |
試合の概要
2020年12月8日「第36弾ザ・グレイテストボクシング」
完売御礼
第1試合バンタム級4回戦
- 市野 正人(東拳) vs 〇笹之池 流星(富士山ネクサス)
判定0-3(35-40×3)
第1試合はデビュー戦同士の対決となった。
笹之池選手が第1Rのゴング開始から軽快なステップワークを見せる。
市野選手に右ストレートから左アッパーのコンビネーションをヒットさせ主導権を握っていく。市野選手も負けじとパンチを繰り出すも笹之池選手はバックステップでかわす。
第2Rに入り、市野選手は積極的に仕掛けていくが笹之池選手の右フックをもらいダウンを喫する。
最終ラウンドまで笹之池選手がジャブとステップワークで冷静に試合を組み立てポイントを奪い、ジャッジすべてのポイントを獲りデビュー戦の勝利を掴んだ。
第2試合 58㎏契約4回戦
△遠藤 裕介(湘南山神) vs △中塚 貴大(JBSPORTS)
判定1-0 ドロー (39-37 38-38×2)
第1Rゴング開始から遠藤選手の長いリーチから繰り出されるワンツー、左ボディで先制攻撃を仕掛ける。中塚選手もジャブで立て直し左ボディ、右ストレートで積極的にパンチを打ち返していく。
第3Rお互いにボディの打ち合いになり、激しさを増すが一進一退の攻防の好ファイトを演じた。
最終ラウンドに入り、中塚選手が手数を増やしていくが、遠藤選手も右アッパーからワンツーをヒットさせる。
壮絶な打撃戦は最後まで続きゴングが鳴った。
ドロー決着となったが好ファイトを演じた両者に会場からは盛大な拍手が送られた。
第3試合フェザー級4回戦
- 和光 武(KG大和) vs ◎竹村 康孝(イマオカ)
TKO4R20”
第1R、和光選手がスピードのある左ジャブからキレのある右アッパーをヒットさせる。
竹村選手もガードを高く上げ和光選手のパンチを冷静に見て行く。
第2Rも竹村選手はガードを高く上げプレスを強めて左ストレートで和光選手の顔を弾く。
更にボディブローもヒットさせ和光選手のスタミナを削ると、続く3Rも積極的に距離を詰め和光選手の距離でボクシングをさせない。
最終ラウンド竹村選手が右ストレートで和光選手からダウンを奪うとすぐさまレフェリーが試合をストップ。竹村選手が勝利を手にした。
第4試合69㎏契約6回戦
- 岡田 翔真(姫路木下) vs ◎加藤 寿(熊谷コサカ)
TKO4R2‘13”
第1Rサウスポーである加藤選手が右ジャブをうまく使いながら、冷静に試合を組み立てて行く。
距離を詰めていきたい岡田選手だが加藤選手の右ジャブのテクニックを前になかなか思い通りのボクシングが出来ない様子がうかがえる。
続く第2Rも加藤選手のアウトボクシングが主導権を握り、ポイントを奪う。
第3R岡田選手が強引に距離を詰めようと前に出たところに加藤選手の左ストレートが決まり、岡田選手をグラつかせるとさらに加藤選手の左右のコンビネーションが決まりダウンを奪った。
続く第4Rも加藤選手は積極的に右ジャブで試合の主導権を握っていき、再び左のカウンターがクリーンヒット。ふらついた岡田選手にさらに左ストレートをひっとさせキャンバスに沈めたところでレフェリーが試合をストップ。
鮮やかなTKO勝利を決めた加藤選手が3連勝を飾った。
第5試合ライトフライ級6回戦
- 櫛部 好充(新日本木村) vs 〇山下 祥希(KG大和)
判定3-0(57-56 58-55 59-54)
23歳の山下選手と36歳の櫛部選手の対戦。
第1R櫛部選手が前に出て右フックからの攻撃の場面を仕掛けるも、山下選手が打ち終わりに右ストレートを合わせる。
第3Rスピードで上回る山下選手がノーモーションの右ストレートで櫛部選手からダウンを奪う。
負けじと櫛部選手も前に出て山下選手のボディにパンチを当てて行くが、山下選手がそこに左ジャブと右アッパーを合わせて主導権を渡さない。
第4R以降から櫛部選手の手数が増えポイントを奪い返していく。
しかし、第6Rに山下選手のワンツーが決まり櫛部選手の膝がグラついた。
ジャッジ3者とも山下選手にポイントを付け、山下選手が勝利を手にした。
第6試合ライト級6回戦
- 太田 啓介(レパード玉熊) vs 〇水藤 翔太(ワタナベ)
判定0-3(55-58×2 54-59)
第1Rゴング開始から水藤選手が左ジャブから右ストレートを上下に撃ち分け積極的に前に出て行く。太田選手はこの試合が約2年8か月ぶりの試合のためか水藤選手の左フック、右ストレートと続けて浴びてしまう。
続く第2、3Rと水藤選手が有効打で太田選手を上回りポイントを奪う。
第5R水藤選手のワンツーが太田選手にヒットし顔を弾く場面も見られたが、太田選手も負けじと打ち、疲れの見られる水藤選手を責め立てる。
最終ラウンドに入り、両者とも激しい打ち合いを演じるも、先に水藤選手の右ストレートが太田選手に決まりダウンを奪う。
この試合で勝利した水藤選手は連敗を脱した。
第7試合(セミファイナル)61㎏契約8回戦
- 粟田 祐之(KG大和) vs 〇清田 亨(大橋)
判定0-3(74-76×2 73-77)
第1Rゴング開始からシャープな動きで左ジャブから右ストレートとつなげていく清田選手。そこにサウスポーの粟田選手が左カウンターを合わせて行く。
第2R清田選手は右ボディから攻撃の糸口を見出そうと攻め込んだところに、粟田選手の左ストレートを浴びてしまう。
しかし、清田選手が負けじとワンツー連打を放ちダウンを奪う。
第3Rから第5Rにかけて、ガードを高く上げプレスを強める清田選手はワンツーで幾度となく粟田選手の顔を弾く。
第6R清田選手が右アッパーからワンツーをヒットさせ優勢に進めていたところに、粟田選手の右フックがクリーンヒットしダウンを奪い返す。
最終ラウンドには、さらに清田選手が右ストレートで粟田選手の左目尻をカットさせ
ポイントを奪う。
ダウンの応酬となった激戦を制した清田選手が勝利を手にした。
第8試合(メインイベント)フライ級8回戦
〇薮﨑 賢人(セレス) vs 小野 心(ワタナベ)
判定3-0(77-74×2 78-73)
メインイベントは、世界挑戦の経験もある小野選手と、小野選手に勝ってランク入りを目指す薮﨑選手の対戦となった。
サウスポー同士の一戦は、距離を詰める薮﨑に対し、足を使いリングを大きく動く小野選手、という展開で始まった。
第2R大きく試合が動く。薮﨑選手の撃ち抜かれた左ストレートが小野選手にクリーンヒットし、先制のダウンを奪う。ダウンを奪われた小野選手だが、キャリアを見せつけるかのように、慌てる様子もなく冷静にジャブから試合を立て直す。
第3Rも積極的に小野選手を責め立てる薮﨑選手は左アッパーで小野選手の腰を沈める攻勢場面を作る。
第5Rにはポイントで劣勢が明らかな小野選手が左ストレートのカウンターとボディに細かくパンチを集め、反撃する。
しかし、薮﨑選手が左右に動き右フックを決めて主導権を渡さない。
何とか流れを引き寄せたい小野選手であったが終始スピードとパワーで薮﨑選手が上回る。
最終ラウンドまで一貫して攻め続けた薮﨑選手が元日本王者を破る大きな勝利を挙げた。