これまでの試合結果
2021年04月05日
2021年4月1日第37弾ザ・グレイテストボクシング試合結果
2021年4月1日第37弾ザ・グレイテストボクシング試合結果
試合 | 階級 | 青コーナー | 赤コーナー | 試合結果 |
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第1試合 | バンタム級 4回戦 | ●早川 蓮(富士山ネクサス) | 〇市野 正人(東拳) | 判定3-0 |
第2試合 | S・フライ級 4回戦 | ●佐藤 麻人(極東) | ◎渋谷 亮太(T&T) | 2R TKO 1’43 |
第3試合 | S・フェザー級 4回戦 | ◎久保田 修平(上滝) | ●永田 優司(船橋ドラゴン) | 3R TKO 1’07 |
第4試合 | 62.5㌔契約 4回戦 | △小西 佑亮(ワールドスポーツ) | △熊澤 公佑(T&T) | 引分け |
第5試合 | フェザー級 4回戦 | 〇高橋 烈(KG大和) | ●野口 貴彦(世田谷オークラ) | 3R KO 0’47 |
第6試合 | 60㌔契約 4回戦 | ●五十嵐 友弘(ワールドスポーツ) | ◎カリエンテ子安(E&Jカシアス) | 2R TKO 1’52 |
第7試合 | フェザー級 8回戦 | ●大保 龍球(神奈川渥美) | ◎日野 僚(川崎新田) | 7R KO 2’10 |
試合の概要
2021年4月1日、未だコロナの収束が見えない中、「第37弾!ザ・グレイテストボクシング」が開催されました。今大会はメインイベント以外全て4回戦というフレッシュな組み合わせでしたが白熱した試合が展開されました。
第1試合 バンタム級4回戦
〇市野正人(東拳) vs ●早川蓮(富士山ネクサス)
判定3-0(39-37×3)
前回の大会にも出場した市野、対戦相手は前回対戦した選手と同ジムの早川。
デビュー戦の早川は硬さも見られずジャブを突いてプレッシャーをかけてゆく。
対する市野はサウスポースタイルから気持ちごと前に出てゆく。
1R目から打ち合いとなり、市野の左で早川の腰が落ちる場面も見られた。
その後は早川のパンチもヒットし互いに譲らぬ打撃戦となり、最終Rには偶然のバッティングにより市野が眉間をカットする展開となったが、最後まで前に出続けた市野が判定により嬉しい初勝利を手にした。
第2試合 スーパーフライ級4回戦
◎渋谷亮太(T&T) vs ●佐藤麻人(極東)
TKO2回1分43秒
互いにデビュー戦の両者であったが、互いに緊張は見られない。長身の佐藤に対し渋谷は左右に動きながら佐藤のジャブに右のクロスをかぶせてゆく。やや強引ながらも渋谷の左右のスイング気味のパンチがヒットする。
2R目に入り佐藤もジャブからワンツーで反撃を試みるが、渋谷の勢いは止まらない。互いの距離が縮まりもみ合いの中で渋谷が放ったパンチが再三ヒットし佐藤はダウン、立ち上がったものの追撃の右オーバーハンドがヒットしたところでレフェリーが試合をストップ、渋谷がデビュー戦をTKOで飾った。
第3試合 スーパーフェザー級4回戦
◎久保田修平(上滝) vs ●永田優司(船橋ドラゴン)
TKO3回1分7秒
共に前戦では敗戦同士の戦い、立ち上がりは互いによくジャブを突いてよく動く。
ジャブの精度では久保田がやや上回るがその後が続かない。永田も打ち返し好試合の予感。2Rに入りやや距離が詰まり接近戦になる場面も見られたが、互いに中間距離からのジャブから活路を見出そうとする展開は変わらず。
3Rには互いの気持ちが前に出て接近戦が多くなるが、離れ際に久保田が放った左フックがヒット、うなだれた永田に対する久保田のラッシュでダメージを見たレフェリーが試合をストップ、久保田がTKO勝利を手にした。
第4試合 62.5㎏契約4回戦
△熊澤公佑(T&T) vs △小西佑亮(ワールドスポーツ)
ドロー
前戦で勝利し、勢いのある両者の対戦。立ち上がりは中間距離でジャブの差し合いから始まる。時折強引に前に出ようとする小西に対し熊澤がカウンターを狙って迎え撃つ。残り少なくなったところで小西がさらに強引に前に出て手数を出した所で1Rが終了した。
2R目は熊澤も前に出て距離を詰めるが接近戦では小西のパンチの回転が上回る。
続く3Rは熊澤も自ら前に出て手を出すが互いに決定打が出ない。
最終Rに入っても両者甲乙のつけがたいパンチの応酬となり、そのまま試合終了。両者とも勝利への意欲は感じたが結果は引き分けとなった。
第5試合 フェザー級4回戦
◎高橋烈(KG大和) vs ●野口貴彦(世田谷オークラ)
KO3回47秒
アマチュア経験がありこの日がデビュー戦の高橋と、プロ戦績10戦のキャリアがある野口の1戦。
長身の高橋はジャブからワンツー、ボディアッパーと多彩なパンチを放つ。
一方野口はガードを固めて左右のスイング気味のパンチをラフに振ってプレッシャーをかけようと試みる。1R中盤互いのパンチが交錯、足がもつれたように野口が倒れるとレフェリーはダウンを宣告、高橋が最初のダウンを奪う。
2Rに入ってもジャブからの多彩なパンチで高橋が試合を支配、野口は流れを変えようと更にガードを固めて前進を図る。
そして迎えた3R、同じような展開から接近戦にもつれ込む。もみ合いからの離れ際、高橋の左ショートフックがクリーンヒット、野口がダウンを喫する。何とか立ち上がった野口だがファイティングポーズをとることが出来ずカウントアウト。
高橋が嬉しいプロ初勝利をKOで飾った。
第6試合 60㎏契約4回戦
◎カリエンテ子安(E&Jカシアス) vs ●五十嵐友弘(ワールドスポーツ)
TKO2回1分50秒
この試合に勝てばB級昇格のカリエンテと2勝1敗の五十嵐の対戦。
立ち上がりはカリエンテがよく動きながらジャブ、ワンツーからのフックなどで攻勢をかけてゆく。
五十嵐も時折大きい右を振るなどして対抗するが、スピードでカリエンテが勝る。
2Rには五十嵐も手数を増やし形勢を変えようと前に出る。コーナーに詰めてさらに攻撃を仕掛けようとした所、体を入れ替えたカリエンテの右ストレートがクリーンヒット、五十嵐はダウンを喫する。
立ち上がった五十嵐は体ごと前に出て反撃するが、接近戦での打ち合いの中、カリエンテのフック気味のオーバーハンドがまたしても五十嵐を捕らえ2度目のダウンを奪う。
ここでレフェリーが試合を止め、試合終了。カリエンテがTKOでB級昇格を決めた。
第7試合(メインイベント) フェザー級8回戦
日本フェザー級7位 ◎日野僚(川崎新田) vs ●大保龍球(神奈川渥美)
KO7回2分10秒
前戦で日本タイトル挑戦、敗戦後の復帰戦となる日本フェザー級7位の日野と今回が初の8回戦となる大保との一戦。
サウスポーの日野に対し大保は上体を振りながら左右の大きなパンチを振るってゆく。
日野は落ち着いて距離を取りジャブを中心に試合を組み立ててゆく。
日野のジャブが有効な展開が続く中、大保は強引に前に出てラフなパンチを振るうが、クリンチに阻まれ、もみ合いの中、日野の後頭部を叩き注意を受けるなど試合は徐々にヒートアップしてゆく。
変わらず強引に前に出る大保のパンチも時折ヒットするが決定打にはならず、日野がジャブからワンツーなどをヒットさせ、試合を優位に進めて行った。
中盤に入り変わらず大振りを繰り返す大保だが、疲れもあるのかバランスを崩す場面も多くみられるようになってきた。
終盤7Rになり、これまで冷静にジャブからの攻撃で試合を支配してきた日野だが、ここでボディ打ちも組み込み始める。
対応しきれない大保に左のボディアッパーを日野がヒットさせると大保はたまらずダウン。そのままカウントアウトされ試合終了。
日野が日本ランカーの貫録を見せつけた。