これまでの試合結果
2022年12月16日
2022年12月2日第42弾ザ・グレイテストボクシングの結果
2022年12月2日第42弾ザ・グレイテストボクシングの結果
試合 | 階級 | 青コーナー | 赤コーナー | 試合結果 |
---|---|---|---|---|
第1試合 | 第1試合 53㎏契約4回戦 | ●佐藤州平(極東) | ◎山城虎琉(相模原ヨネクラ) | TKO2R2‘46“ |
第2試合 | 第2試合Sバンタム級4回戦 | △守屋海(東拳) | △ミルザトマハディ(本多) | 3R1‘37“負傷判定0-1 |
第3試合 | 第3試合60.5㎏契約4回戦 | 秋岡力(横田スポーツ) | 〇上原柊(ワールドスポーツ) | 4R判定3-0 |
第4試合 | 第4試合ミニマム級4回戦 | ●石川準併(セレス) | 〇杉浦義(協栄) | 4R判定3-0 |
第5試合 | 第5試合50㎏契約4回戦 | ●甲斐進也(石橋) | 〇小須田優衣雅(ワールドスポーツ) | 4R判定3-0 |
第6試合 | 第6試合フェザー級4回戦 | △山鹿あたる(セレス) | △上野永吉(ワタナベ) | 4R判定1-1 |
第7試合 | 第7試合60㎏契約6回戦 | ●末吉史明(FUKUOKA) | ◎関根駿(ワールドスポーツ) | TKO5R0‘34“ |
第8試合 | 第8試合フライ級8回戦 | 〇田口健太(セレス) | ●白鳥光芳(T&T) | 8R判定3-0 |
第9試合 | 第9試合(セミファイナル)フライ級8回戦 | ◎大保龍斗(横浜さくら) | ●川崎智輝(SUN-RISE) | TKO8R0‘45“ |
第10試合 | 第10試合(メインイベント)Sライト級8回戦 | デスティノジャパン(ピューマ渡久地) | 〇関根翔馬(ワタナベ) | 8R判定2-1 |
試合の概要
第42弾 ザ・グレイテストボクシング
第1試合 53㎏契約4回戦
◎山城虎琉(相模原ヨネクラ) vs ●佐藤州平(極東) TKO2R2‘46“
デビュー戦の山城と約6年ぶりの試合となる佐藤の一戦。試合開始から体格で勝る佐藤はどんどん前に出ながら手数を出す。山城はデビュー戦のため硬さが見られるが時折いいパンチを返す。
2Rに入り佐藤の勢いはそのまま、ボディに攻撃を集める。しかし硬さの取れてきた
山城は空いたガードにパンチを返してゆく。山城の右が当たり佐藤が失速すると山城の右が再びヒット、三度右が当たったところで佐藤がたまらずダウン。
立ち上がったもののダメージは深くレフェリーストップ、山城がデビュー戦を飾った。
第2試合Sバンタム級4回戦
△ミルザトマハディ(本多) vs △守屋海(東拳) 3R1‘37“負傷判定0-1
サウスポーの守屋に対しマハディは低い姿勢からじりじりと距離を詰める。
2Rに入り守屋が左をタイミングよく当てダウンを奪う。
しかし再開直後、偶然のバッティングにより守屋が左目尻をカット。ここは試合再開となり、3Rはダウンの失点を取り返すべくマハディが攻勢をかける。
しかしここで守屋の傷が深くなり再びのドクターチェック。
続行不可能と判断したレフェリーにより試合終了。3Rまでの判定となったが、1-0と規定に達せずドローとなった。
第3試合60.5㎏契約4回戦
〇上原柊(ワールドスポーツ) vs 秋岡力(横田スポーツ) 4R判定3-0
ともにデビュー戦の両者の一戦。試合開始直後は緊張、警戒からか両者ともに手数が出ない展開。徐々に上原が単発ではあるが強打をたびたびヒットし有利に試合を進める。挽回したい秋岡だが上原のプレッシャーに押され後手に回ってしまう。最後まで上原優位の展開は変わらず、KOも期待されたが、上原も慎重になったのか手数が出ず勝負は判定に持ち込まれたが、3-0の三者フルマークの判定で上原がデビュー戦をものにした。
第4試合ミニマム級4回戦
〇杉浦義(協栄) vs ●石川準併(セレス) 4R判定3-0
足を使いながらジャブを打ち、動いてゆく石川に対し杉浦はガードを固めすり足で距離を詰めてゆく。最軽量級らしく両者とも手数を多く出しきびきびとした動きを見せるが、1発のパワーでは杉浦が上か?時折石川のジャブに合わせる右のクロスが効果的にヒットする。石川も手数で対抗するが杉浦はしっかりガードを上げ、石川のうち終わりにしっかり打ち返しポイントを奪ってゆく。3R 以降は足を止めて打ち合う場面も多くみられるようになり消耗戦となったが、ここでもやはり杉浦の攻撃の見栄えが良く、最後まで杉浦のペースで試合が進んだ。ジャッジは3者とも杉浦を支持し、杉浦が打撃戦を制した。
第5試合50㎏契約4回戦
〇小須田優衣雅(ワールドスポーツ) vs ●甲斐進也(石橋) 4R判定3-0
2021年11月に対戦し、引き分けている両者の再戦。
手の内を知っているだけに様子を見るかと思いきや、両者とも立ち上がりから旺盛に手数を出してゆく。小須田はスピードのあるジャブからワンツー、打ち終わりに体を振るなどリズムのいい動きを見せる。対する甲斐もタイミングをずらしたワンツーなどを時折ヒットさせるが単調な攻撃に終わってしまう。スピードに勝る小須田はその後も出入りを交えながら見栄えのいいパンチを放ってゆく。
甲斐も意地を見せ打ち合いになるが、スピードと回転の速さで小須田が打ち勝ちそのまま試合終了、3-0の判定で小須田が勝利を手にした。
第6試合フェザー級4回戦
△上野永吉(ワタナベ) vs △山鹿あたる(セレス) 4R判定1-1
サウスポー同士の一戦。立ち上がりに主導権を握ったのは山鹿、ジャブ、ワンツーで動き上野が体を寄せてきたところへ右フックが一閃。早々にダウンを奪った。
一気に畳みかけたい山鹿だが、上野も体をうまくつけて再開後の追撃を許さない。
そればかりか今度はKOを意識して振りが粗くなった山鹿に対し接近戦での右フックをヒットしダウンを奪い返した。試合は一気にヒートアップし、早い回でのKO決着が予想されたが、その後は互いの維持がぶつかり合いともに主導権を渡さない。
一進一退の攻防の結果、判定は三者三様のドローに終わった。
第7試合60㎏契約6回戦
◎関根駿(ワールドスポーツ) vs ●末吉史明(FUKUOKA) TKO5R0‘34“
前回対戦予定だったものの末吉の棄権により延期となったこの試合、ともに8回戦昇格を賭けた一戦となった。
試合開始から積極的に仕掛けたのは関根、ガードを固めながら前進、ボディを中心に攻め立ててゆく。対する末吉もストレートを中心に応戦するが関根の勢いが勝る。
ラウンドを重ねても関根の攻勢は変わらず。ボディを中心に攻め立てる。
迎えた5R、変わらずにボディから攻めてゆく関根の攻撃に末吉は明らかに消耗しているのが伺える。末吉の手が止まったところでレフェリーが試合をストップ、関根が8回戦昇格をTKOで決めた。
授与式
ボクシングミドル級王者・竹迫司登、妻が誘拐事件阻止も複雑な心境吐露 「無事助けられた事は結果論」「誰も真似しないで」
ミドル級王者の竹迫選手の奥様が誘拐事件を未遂に終わらせた件で、ボクシング協会長のセレス会長から表彰状が授与されました。
第8試合フライ級8回戦
- 白鳥光芳(T&T) vs 〇田口健太(セレス) 8R判定3-0
昨年9月、6回戦で対戦している両者の再戦。
この時は田口が判定勝利しているが、白鳥はリベンジに意欲を燃やす。
ガードを固めて前進する田口に対し白鳥はガードを下げて中間距離で応戦する展開。
両者ともにパンチ力に欠け、パンチの精度も低いため明らかな有効打は見られない。
それでも愚直に前進を続ける田口が有利な展開で試合を進めてゆく。
終始同じような展開が続き、勝負は判定に持ち込まれたが、攻勢点で上回った田口が白鳥を返り討ち、見事A級での初勝利を挙げた。
第9試合(セミファイナル)フライ級8回戦
◎大保龍斗(横浜さくら) vs ●川崎智輝(SUN-RISE)) TKO8R0‘45“
大保は相手の棄権などによる試合の中止などがあり1年ぶりの試合、対する川崎はB級デビューでランク入りを狙う。
立ち上がりから大保は格の違いを見せつけるようにラフなパンチを振るって前進してゆく。川崎は多少の被弾はあっても動じず足を使いながら冷静に大保の体が流れたところを狙ってゆく。
一見大保優勢のように見えるが、川崎のパンチの見栄えも良く、互いに譲らない展開。
同様の展開が続く中迎えた7R終盤、やや疲れの見えた川崎に大保が襲いかかる。
右を再三ヒットし左を返したところで川崎はたまらずダウン。しかしこのラウンドはゴングに救われた。
最終Rに入り、まだダメージが残っていると見たか、大保は手数を出して前進、川崎も足を止めて打ち合うが大保の勢いに押される。数発のパンチが当たったところでダメージを見たレフェリーが試合をストップ。苦戦しながらも大保が勝利を収め、日本ランカーの面目を保った。
第10試合(メインイベント)Sライト級8回戦
〇関根翔馬(ワタナベ) vs デスティノジャパン(ピューマ渡久地) 8R判定2-1
敗戦からの再起戦となるデスティノに対し初のランカー挑戦となる関根の一戦。
リーチで劣る関根だがデスティノの強打にひるむことなくガードを固めて前進してゆく。
初回から圧力をかけ、大きく振った関根の右クロスがデスティノをとらえ、バランスを崩させる場面も見られた。劣勢に見えたデスティノだが4R、左フックを当ててから左右のフックを振るい連打、関根がバランスを崩してスリップしたようにも見えたがレフェリーはダウンを宣告した。
これを機に一気に攻め込みたいデスティノは力強い左右のフックを中心にパンチを放つが、関根は落ち着いてガードを固めたまま冷静に対処、逆にボディへのフックを決める。ダウンを挽回したい関根はさらに圧力を強める。ボディを中心にパンチを振るいながら前進の足を止めない。両者ともに時折いいパンチを当てるものの決定打がなく、勝負の行方は判定に。難しい判定となったが2-1で関根が勝利し、ランキング入りを確定、敗れたデスティノは年齢制限を超えているため、ランキング外となれば引退となる。