これまでの試合結果
2023年12月28日
2023年12月13日第45弾ザ・グレイテストボクシング
2023年12月13日第45弾ザ・グレイテストボクシング
試合 | 階級 | 青コーナー | 赤コーナー | 試合結果 |
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第1試合 | 54㎏契約 4回戦 | 〇中村 寛生(T&H) | ●大和 健吾(セレス) | 判定 |
第2試合 | S・バンタム級 4回戦 | ◎早川 連(ワールドスポーツ) | ●脇 一隼(北澤) | 4R TKO |
第3試合 | 56㎏契約 4回戦 | ●今下 竜輔(レパード玉熊) | ○佐藤 和輝(FLARE山上) | 判定 |
第4試合 | S・フェザー級 4回戦 | ●米本 将規(鹿島灘) | 〇稲見 英士(セレス) | 判定 |
第5試合 | S・フライ級 4回戦 | 〇久保 龍助(ワールドスポーツ) | ●荒木 大夢(渡嘉敷) | 判定 |
第6試合 | ライト級 4回戦 | ●和田 克輝(上滝) | ◎木内 凌祐(セレス) | 2R TKO |
第7試合 | S・フライ級 6回戦 | ◎コンドル稲葉(ピューマ渡久地) | ●ウィーラナット・クイウォンターン(タイ) | 1R KO |
第8試合 | L・フライ級 6回戦 | ◎大木 彪楽(浜松堀内) | ●チャルキット・ルンサムリット(タイ) | 2R KO |
第9試合 | 60㎏契約 6回戦 | 〇鎌田 士竜(戸髙秀樹) | ●末吉 史明(FUKUOKA) | 判定 |
第10試合 | S・フライ級 8回戦 | ◎馬場 龍成(三迫) | ●薮崎 賢人(セレス) | 4R KO |
試合の概要
「第45弾 ザ・グレイテストボクシング」
第1試合 54.0㎏契約4回戦
- 大和 健吾(セレス) vs 〇中村 寛生(竹原&畑山)
判定3-0
デビュー戦の大和と1敗の中村の対戦。落ち着いた様子の両者だったが、先に大和がジャブ、ワンツーで仕掛けていく。中村は冷静に対応し、逆に大和の打ち終わりにワンツーを合わせダウンを奪った。立ち上がった大和も果敢にパンチを打ち返し、試合は一進一退の攻防を見せた。大和も初回にダウンを奪われ不利な展開の中、ポイントを取り返すべく攻め立てたが、要所で中村の効果的なパンチがヒット。勝負は判定にまでもつれたが、
ダウンのポイントもあり、中村がポイントアウト。中村は嬉しいプロ初勝利を挙げた。
第2試合 スーパーバンタム級4回戦
- 脇 一隼(北澤) vs ◎早川 蓮(ワールドスポーツ)
TKO4R1‘33“
開始早々、脇が前に出て打ち合いに持ち込むが早川も真っ向から応戦、左右のボディを効果的にヒットさせていく。続く2ラウンド目も同様の展開となり両者の我慢比べが続いたが、3ラウンド目は脇が回転の速い連打で仕掛けたが、早川もワンツーからの連打で攻勢をアピールした。
最終ラウンドに入っても距離を詰めた打ち合いが続いたが、早川の左ボディがヒット、動きの鈍った脇に対し連打をまとめた所でレフェリーが割って入り試合終了。
早川が連勝を飾った。
第3試合 56.0㎏契約4回戦
〇佐藤 和輝(FLARE山上) vs ●今下 竜輔(レパード玉熊)
判定3-0
デビューから2連勝中の佐藤と2勝(2KO)2敗の今下の対戦。
佐藤はパンチを上下に散らしながらワンツーをヒットするなど優勢に試合を進める。なんとか自分の距離で強打を当てたい今下だが、距離感がつかめない様子。
両者とも強打を警戒する中で決定打が奪えない展開となったが、佐藤はステップインをうまく使い時折単発ながら有効なパンチをヒットさせた。最終4ラウンドには佐藤が右のクロスでダウンを奪い、立ち上がった今下も踏ん張りを見せたが佐藤は冷静に対処しそのまま試合終了。フルマークの判定で佐藤が無傷の3連勝を飾った。
第4試合 スーパーフェザー級4回戦
〇稲見 英士(セレス) vs ●米本 将規(鹿島灘)
判定3-0
サウスポーの稲見と米本の対戦。稲見は前に突き出した右手で距離を測りながら右フックを放ちリズムを掴んで行く。米本もなんとか右をかいくぐるために頭を振って左フック、ワンツーへとつなげてゆくが稲見を捉えきれない。3ラウンド目から稲見はサイドへの動きも加えるアウトボクシングを展開、米本に的を絞らせずポイントを奪った。
最終ラウンド、稲見は上下への打ち分けも見せるなどさらに攻勢をアピール。米本も局面を変えようと最後まで食い下がったが、ポイントを奪い返すまでには至らずそのまま試合終了。
稲見がフルマークで判定勝利を飾った。
第5試合 スーパーフライ級4回戦
- 荒木 大夢(渡嘉敷) vs 〇久保 龍助(ワールドスポーツ)
サウスポー荒木と久保の対戦。互いに前の手で距離を探りながらのスタートとなったが、久保が徐々に距離を詰めて右ストレートをヒットさせた。手数がやや少なかった荒木だが、2ラウンド目には久保の打ち終わりに右フック、左ボディストレートなどを当ててペースを奪おうとする。しかし久保も負けずに3ラウンドには右ストレートをクリーンヒットし、荒木の腰を落とす。互いに譲らない展開が繰り広げられ、パンチが交錯するスリリングな試合となったが、要所で見栄えの良い有効打を当てた久保が判定で勝利した。
第6試合 ライト級4回戦
◎木内 凌祐(セレス) vs ●和田 克輝(上滝)
前戦KOで初勝利を挙げた木内と、まだ勝ち星のない和田の対戦。
木内は初回から左を突きながらプレスを強めて前に出てゆく。対する和田は木内のパンチの打ち終わりにジャブを返して対抗した。2ラウンドに入り木内が右フックをヒットすると和田は左目上をカット。ドクターチェックが入った結果、傷が深く試合続行不可能となり、試合終了。木内がTKO勝利で2勝目を挙げた。
第7試合 スーパーフライ級6回戦
- ウィーラナット・クイウォンターン(タイ) vs ◎コンドル稲葉(ピューマ渡久地)
2年半ぶりの試合となるコンドル稲葉がタイから今回が2回目の来日となるウィーラナットを迎え撃った。初回、ウィーラナットは左右のフックを強振し先制攻撃を仕掛ける。
稲葉は慌てることなくこれをガードし、逆に左フックでウィーラナットの腰を沈めさせた。
稲葉はここでも焦らず2年半ぶりのリングの感触を確かめるように丁寧に追撃。
右ボディでウィーラナットをキャンバスに沈めるとそのまま10カウントを聞かせた。
稲葉が初回KOで再起を飾った。
第8試合 ライトフライ級6回戦
- チャルキット・ルンサムリット(タイ) vs 大木 彪楽(浜松堀内)
アマチュアでインターハイ準優勝の経歴を持つ大木が、ここまで3戦負けなしのタイの新鋭チャルキットと対戦した。サウスポーの大木は初回から積極的に攻撃を仕掛けてゆく。
切れ味の鋭い左ストレートでチャルキットの顔を弾くと、丁寧にジャブ、ワンツーで有効打を奪った。2ラウンドに入り、大木は左ボディをカウンターでヒット、動きの止まったチャルキットに追撃の左ボディを放ち、たまらずチャルキットはダウン。ダメージは深くチャルキットは座り込んだまま10カウントを聞いた。
6回戦デビューの大木が嬉しいプロ初勝利を飾った。
第9試合(セミファイナル) 60.0㎏契約6回戦
- 末吉 史明(FUKUOKA) vs 〇鎌田 士竜
前回6回戦デビューながら黒星スタートとなった鎌田と、末吉の一戦。
試合開始から鎌田はテンポの良いジャブを突きながらワンツーを当ててゆく。
スピードを生かした出入りのボクシングを展開し、右ストレートでダウンを奪った。
さらに1ラウンド終盤にも右ストレートをヒットし2度目のダウンを奪った。
ゴングに救われた末吉だったが、その後は踏ん張りを見せ、鎌田の打ち終わりにカウンターの右を狙う展開が続いた。時折有効打をヒットし、終始優勢に試合を進めた鎌田、KOチャンスもたびたび訪れたが、無理はせず最後まで危なげのないボクシングを展開。
文句なしのフルマークの判定で嬉しいプロ初勝利を手にした。
第10試合(メインイベント) スーパーフライ級8回戦
- 薮﨑 賢人(セレス) vs ◎馬場 龍成(三迫)
現在WBOアジアパシフィック、日本フライ級でそれぞれランク入りしている薮﨑と豊富なアマチュアキャリアを持つ馬場の対戦。
試合前から「相手のパンチが強いことはわかっていた」という馬場は強打の薮﨑を相手に果敢に打ち合いを選択。被弾をしてもひるむことなく積極的に攻め、ペースを握った。
薮﨑も時折強打をヒットさせ、試合は白熱した展開に。3ラウンドに入り、薮﨑が放った左フックがヒットし馬場がダウン。薮﨑のペースになるかと思えたが、立ち上がった馬場はさらに打ち合いに応じ有効打をヒットし、薮﨑の目を腫らした。
4ラウンド目には馬場のボディ攻撃が冴える。右ボディを突き刺しダウンを挽回、立ち上がった薮﨑に対し執拗にボディ攻撃を仕掛け今度は左ボディで2度目のダウンを奪うと薮﨑は立ち上がれず試合終了。馬場が逆転KOでランカーを撃破した。